Tech Sketch Bucket of Technical Chips by TIS Inc.

【イベントレポート】TISメンバ3人登壇! OSC2015 Tokyo.Enterprise

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オープンソースカンファレンスのレポートです。今回はTokyo.Enterprise。その名の通り東京開催、アクセスもよい渋谷の会場で平日に企業人向けとして行われました。今回はTISは自前のスポンサーセッションはもとより他のOSS関連団体におけるセッションでも講演を行い、かなり露出の多いイベントとなりました。そこで、いつもより多いセッションを中心にレポートします。手前味噌ですが、自分(倉持健史)も発表しているのでそこは所感も含めさせていただきます。

オープンソースカンファレンス Tokyo.Enterprise

毎度文化祭色の強いイベントであるオープンソースカンファレンスですが、「Enterprise」の名のもとに企業向けのイベントとして今年も東京で行われました。

イベント概要
URL:http://www.ospn.jp/osc2015.enterprise/
日程:2015年12月9日(水)10:00-18:00(展示は16:30まで)
場所:TKP渋谷カンファレンスセンター (電車:渋谷東口 徒歩3分/ヒカリエ横)
テーマ:オープンソースに関する最新情報の提供

オープンソースソフトウェアの展示やセッションの内容も他の地方開催とくらべると、よりエンタープライズ向きのプロダクトが多く見受けられました。 以下から3セッションをレポートします。

TISスポンサーセッション

運用をプログラマブルに!JobSchedulerを活用したOperations as Codeの世界

池田による講演です。いつもはZabbixの顔が強い池田ではありますが今回は同じ運用ツールの1つであるJobSchedulerがテーマとなっています。事前登録を上回る50名以上ご参加いただき大変盛況でした。アンケート結果からも 、概要から仕組みの紹介までカバーしたものとなっていましたのでJobScheduler を知らない方も含め多くの方に満足いただけたようです。JobScheduler の課題意識としては現状「日本語対応」「保守サポート」といった声があげられていました。OSS の保守サポートをしている TIS としてはこのような課題に対してお客様を支援し、活用の場を広めていければと改めて思いました。

OSSコンソーシアムセッション - 最新技術解説2本立て

OSSコンソーシアムからは日立ソリューションズ倉又さんによる『今注目のSpark SQL、知っておきたいその性能とは』とTIS冨永による『Chef, Ansible, Consul, … 自働化ツールとその組み合わせ方』の2本立てセッションです。まず、それぞれ講演後のコメントをいただいておりますのでご紹介します。

倉又さん
「今注目のSpark SQL、知っておきたいその性能とは」と題し、Spark SQLのクエリ処理速度に関してHiveとPostgreSQLを比較対象に 性能検証した結果を発表しました。60名を超える多くの方にご参加頂き、大変嬉しく思っています。Spark SQLに興味を持って頂けたなら幸いです。講演後にはご質問やご意見を頂くこともできましたので、今後の調査に活かしたいと思います。

倉又さんの講演資料はこちらからダウンロードいただけます。→ OSSコンソーシアムDB部会 ダウンロード

TIS 冨永
今回はインフラ自動化ツールを一通り紹介するという趣旨で講演させていただき ました。事前登録の段階から多数の方に興味をもっていただき、OSSの中でも特 に関心が高い領域だと感じました。最近では、自動化ツールは豊富に揃いつつあ ります。まず何から取り組んでみるか、今回の講演が少しでも役立てば幸いです。


tominaga 冨永登壇の様子

どちらのテーマも今年の世相を表すものとなっていたかとおもいます。Spark はここ2年弱ほど(私の感覚で)で急上昇してきた OSS です。その Spark に SQL クエリを発呼することができることで分散処理基盤の活用の幅を更に広げています。類似ツールはいくつかありますが、向き不向きなどの特徴があるので OSS ならではのエコシステムを正しく把握して使いこなしていく必要があるでしょう。Chef や Ansible といった自動化、オーケストレーションツールも業界を席巻したかとおもいます。既に存在していたものではありますがクラウド基盤での構築・運用を効率化するのにとても相性がよくコミュニティもとても盛り上がっていますので今後の進化にも注目です。

OBCIセッション - 豪華2本立て

OBCI(オープンソースビジネス推進協議会:http://www.obci.jp/)からは毎度おなじみ日立ソリューションズ吉田さんによる『オープンソース入門』と、私 TIS 倉持による『元ストレージ屋が語るDRBD9の実力 ~DRBD9 for OpenStack とは?~』の2本立てセッションです。おなじみではあるのですが、私は今回はじめて『オープンソース入門』を聴講させていただきました。時期だからかもしれませんが、今年の OSS 業界の総まとめのような部分もあり大変参考になりました。OSS導入実績調査はOSSを検討されている企業の方々にとってはよいリファレンスになりそうです。

元ストレージ屋が語るDRBD9の実力 ~DRBD9 for OpenStack とは?~

後半は私が25分ほどいただいて講演させていただきました。もともと、OpenStack においてエンタープライズストレージのソリューションをR&Dしていた事もありましたので、このようなタイトルとなっています。また、今年は10月に OpenStack Summit も東京で行われておりますので「OpenStack」というキーワードも特にインフラエンジニアにとっては敏感に察知してくれるだろうと期待し、この場をかりて発表してみました。 さて、実は OSS のストレージ関連ソフトウェアは少ないのです。昨今の新し目のものであれば Ceph などがあったりしますがエンタープライズレディなものはほとんどありません。そんな中、私は DRBD、その最新バージョン DRBD9 に注目してみました。今回の話は入門者もターゲットとしていましたので、OpenStackのストレージとは?、そもそもストレージの要件は?、そしてDRBDとOpenStackは?といったように段階をつけたシナリオとしています。詳しくは本記事の下方からダウンロードください。細かいところを言えばまだまだ伸びしろがある連携ではありますが、DRBD 自体は実績も歴史もある OSS ですので今後も期待したいです。

kuramochi 倉持登壇の様子

OBCI 資料のダウンロードページ

次回は2016年2月のオープンソースカンファレンス Tokyo/Springに出展予定です。

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