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Hinemos5.0新機能紹介Part1「Webクライアント」

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Hinemos4.0から3年ぶりの大規模メジャーバージョンアップということで、2015/05/27にHinemos5.0がリリースされました。今回のバージョンでは様々な機能が追加・拡張されていますので、注目している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々のために、本記事ではHinemos5.0の新機能について紹介していきます。

Webクライアントの紹介

今回の記事Part1では、5.0の新機能「Webクライアント」について紹介します。

4.1までのHinemosの操作(設定変更や結果の参照)機能については、操作端末へ専用のクライアント(以後リッチクライアントと呼ぶ)をインストールすることで、GUIベースでの操作が可能でした。
5.0ではリッチクライアントの他に、ブラウザからWeb経由でアクセスするWebクライアントが提供されています。もちろん、これまで通りリッチクライアントを使用することも可能です。

Webクライアントはリッチクライアントと違って、操作端末毎にクライアントをインストールする必要はありません。Linuxサーバ(※1)1台に対してWebクライアントのパッケージをインストールするだけで、各操作端末(※2)上のブラウザ(※3)からWebクライアントを介してHinemosマネージャを操作することが可能です。また、Webクライアントのパッケージは独立しているため、必ずしもHinemosマネージャ上にインストールする必要はありません。

※1 Webクライアントサービス対応OS(Hinemosマネージャ5.0と同じ要件)
  ・Red Hat Enterprise Linux 7
  ・Oracle Linux 7
  ・CentOS 7

※2 ブラウザを動作させる環境(OS)の要件
  ・Windows Server 2008 32bit
  ・Windows 7, 8, 8.1 32bit
  ・Windows Server 2008, 2008R2, 2012, 2012R2 64bit
  ・Windows 7, 8, 8.1 64bit

※3 対応ブラウザ
  ・Microsoft Internet Explorer 9, 10, 11
  ・Mozilla Fire Fox バージョン29以降
  ・Google Chrome バージョン35以降

Webクライアントの動作環境要件(※1~3)については、下記マニュアルの情報を引用しています。
Hinemos ver5.0 インストールマニュアル 第1版 - 3.4.2 Webクライアント

Webクライアントを用いた場合の全体構成

Webクライアントを導入する場合に実現可能な構成は、以下の2ケースに分けられます。

① Webクライアントとマネージャを別々のLinuxサーバ上に存在させる場合

Webクライアント構成1

② Webクライアントとマネージャを同一Linuxサーバ上に存在させる場合

Webクライアント構成2


5.0では「ブラウザ ⇔ Webクライアント」間の通信と、「クライアント(Web、リッチ) ⇔ Hinemosマネージャ」間の通信がそれぞれHTTPS通信に対応しています。さらに、クライアント(Web、リッチ)からHTTP Proxyを経由したHinemosマネージャへの接続にも対応しました。

また、構成図内にはマネージャを1台のみ記載していますが、5.0ではクライアントから複数マネージャに対して同時接続することが可能で、一つのクライアント画面内でそれぞれのマネージャを一元的に管理することができます。以下の画像は、2台のマネージャに対して同時接続した場合のクライアント画面(監視履歴)の表示例です。

2台接続

WebクライアントでのHinemosマネージャへの接続

Webクライアントを使用してHinemosマネージャに接続するまでの手順を簡単に紹介します。今回使用する環境は上記ケース②の構成になります。

1. ブラウザからWebクライアントに接続する

ブラウザにWebクライアントのIPアドレスを入力し、接続します。

クライアント接続1

2. WebクライアントからHinemosマネージャに8080番ポートで接続する

デフォルトで設定されているパスワードは「hinemos」です。

クライアント接続2

3. ログインに成功するとクライアントの画面が表示される

Hinemosマネージャにログインすると、5.0で追加されたスタートアップパースペクティブが表示されます。 スタートアップパースペクティブは、はじめてHinemosを利用する際に必要となる設定や結果の閲覧に必要なパースペクティブをまとめたものです。

クライアント接続3

Webクライアントとリッチクライアントの比較

Webクライアントとリッチクライアントの表示形式や機能については、基本的に大きな違いはありませんが、ここでは、実際に使用してみて気づいたちょっとした違いについて紹介します。

■表示形式の差異

まず最初に気づいたのが、パースペクティブの切り替え位置(黄色の枠部分)の違いです。リッチクライアントでは画面右上に表示されますが、Webクライアントでは画面左上に表示されます。単なる表示位置の違いだけなので、使用する上では特に気にならないレベルかと思います。

次に、各種設定が表示されている箇所の背景色(緑の枠部分)の違いです。リッチクライアントでは設定が表示されている各行の背景色がすべて「白」ですが、Webクライアントでは背景色が1行ごとに「グレー」と「白」で交互になっているため、視覚的に見やすいです。

リッチクライアント
リッチクライアント画面1

Webクライアント
比較_Web表示

■操作感での差異

最後は、設定項目の列幅を変更する際の操作感の違いです。この点については、リッチクライアントの操作に慣れているユーザにとって、Webクライアントでの操作が少し不自由に感じるかもしれません。

リッチクライアント
列の境界線上にカーソルを置いてダブルクリックすると、列の幅が自動的に広がります。
操作比較_リッチ

Webクライアント
列の境界線上にカーソルを置いてダブルクリックしても、列幅が自動で広がりません。列幅を広げたい場合は1列ずつ手動で調整する必要があります。
操作比較_web

所感

個人的にはリッチクライアントよりもWebクライアントの方が好みです。ブラウザがあるだけでHinemos操作ができるというのがスマートですし、操作端末毎へのクライアントインストールが不要になったのがなにより楽です。操作性の部分については、今後のバージョンで改善されていくことを期待しています。皆さんもぜひ、Webクライアントを試してみてください。

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