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フリーで使える統合監視の鬼、Zabbixでナウい監視をする〜インストール編〜

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この記事はeXcale Developer's Blogから移転されたものです。


eXcale 開発チームの泉谷(@syguer)です。
今回から何回かに分けて監視用のソフトウェアであるZabbixについて紹介しようと思います。
最初となるこの回ではインストールについて紹介します。


Zabbixとは

ZabbixはZabbix SIAによって開発されているフリーの統合監視ソフトウェアです。
日本にも支社(Zabbix Japan)がありコミュニティが活発であるなど、フリーの統合監視ソフトウェアでは代表格となっています。

Zabbixはzabbix-serverによる外部からの監視と、zabbix-agentによる対象ホストで実行される内部の監視により柔軟な監視システムを構築できます。
利用事例も多く、数千台〜一万台以上の大規模な環境でも適用可能とされています。

eXcaleでも統合監視ソフトとしてZabbixを採用しており、数百台のサーバーを常時監視しています。
活用事例として、以前にZabbixのアラートをHipChatに通知する方法について記事にしていますのでそちらもご参照ください。
また、Zabbix界隈では弊社(TIS株式会社)の池田がコミュニティ活動に取り組ませて頂いており、先日第9回 日本OSS奨励賞を受賞するなど大活躍しております。
書籍も出版していますのでZabbixを検討の際はぜひご活用ください!
Zabbix統合監視徹底活用 ~複雑化・大規模化するインフラの一元管理 (Software Design plus)


Zabbixの構成要素

インストール方法の説明に先立って、Zabbixの構成について簡単に説明します。
Zabbixは以下のような構成になっています。

  • zabbix-server本体
  • zabbix管理用webフロントエンド
  • データベース
  • webフロントエンド用のwebサーバ
  • zabbix-agent

管理用のwebフロントエンドはPHPで書かれており、Apache上での動作がサポートされています。
データベースにはMySQL、Oracle、PostgresSQL、SQLite、IBM DB2が使用可能ですが、今回はMySQLを使用します。
zabbix-agentは監視対象のホストにインストールします。(今回は説明しません)


Zabbixのインストール

では、Zabbixをインストールしてみましょう。
本記事公開時点(2014年5月21日現在)の最新安定バージョンは2.2なので、以下バージョンは2.2を使用します。
また、今回はOSにCentOS 6.5を使用します。

○パッケージのインストール
インストールはパッケージが用意されているため、それを利用します。

○設定
・データベース、mysqlユーザーの作成
mysqlにデータベースとユーザーを作成します。

・データベースの初期化
用意されているSQLを流します。

・PHPのための設定
/etc/httpd/conf.d/zabbix.confを開き、コメントアウトされている下記行を変更します。
設定できるタイムゾーンはこちらです。
ほとんどの場合はAsis/TokyoかUTCを設定すると思います。

・zabbix-serverの設定
zabbix-serverの設定ファイルは/etc/zabbix/zabbix_server.confです。
デフォルトから変える必要があるのはDBPasswordくらいかと思いますが、下記の値を確認します。

ここまでで、Zabbixを起動するまでの設定は完了です。
serviceコマンドで起動してみましょう。


webフロントエンドのインストール

起動できたらwebフロントエンドにアクセスしてみましょう。
ブラウザからZabbixを起動しているホストの/zabbixにアクセスすると以下のような画面が表示されます。
Nextをクリックして先に進めます。

ここで設定した値に誤りがないか確認できます。NGの項目がある場合はその項目を確認してみてください。
設定を変更した場合はhttpdやzabbix-serverを再起動しないと反映されない場合があります。

続いてMySQLの接続設定をします。設定を入れてTest Connectionをクリックすれば接続テストをすることができます。
接続に失敗した場合はエラーが表示されるので、適宜修正を行ってください。

Zabbixサーバーとの接続について設定します。基本的にここは変更不要だと思います。

最後に設定を改めて確認します。

設定ファイルが保存されます。

完了するとログイン画面が表示されます。
初期ユーザーは「Admin」、パスワードは「zabbix」となっています。
ログインしてみましょう。

以下のようなダッシュボードが表示されたでしょうか。

以上でインストールは完了です。お疲れ様でした。


最後に

今回は、Zabbixのインストールを紹介しました。
次回以降では監視対象の追加や、Zabbixを使う上でのノウハウなどについて紹介したいと思います。

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