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オープンソースなジョブ管理ツール SOS JobScheduler を使ってみよう -- 環境構築編 --

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この記事はeXcale Developer's Blogから移転されたものです。


eXcale 開発チームの冨樫です。

今回はジョブ管理ツールの JobScheduler の環境構築についてご紹介致します。JobScheduler はオープンソースであり、かつGPLライセンスで使えるので、ジョブ管理ツールをお探しの場合は一度試しに使ってみるのも良いかと思います。


今回ご紹介する内容の題目です

  • SOS JobScheduler の概要
  • MySQL のインストールとデータベースの作成
  • SOS JobScheduler のインストール

SOS JobScheduler の概要

JobScheduler はオープンソースで、GPL ライセンスで利用が可能なジョブ管理ツールです。
別途有償になりますが、商用サポートでのライセンスも存在しています。
海外では銀行や証券取引所、政府機関(省庁等)等でも使われている実績があります。

また、スケジューリング、ジョブの実行順序、失敗時の設定、等の基本的な処理だけでなく
負荷分散やバックアップとしてのクラスタ化等にも対応しています。

JobSchdeuler には下記の通りいくつかのコンポーネントがありますが、今回はまずJobschdeulerを使ってみるということを目的としているので、シンプルに JOC を使うための環境構築についてご紹介致します。

  • JobScheduler Engin:ジョブを処理するメインのエンジン
  • JOC(JobScheduler Operation Center):ジョブの状態やスケジュールの設定が行えるWeb画面機能。
  • JOE(JobScheduler Object Editor ):ジョブの定義をGUIで作成できる機能。ジョブの定義はXMLであるため GUIが無くても作成可能。
  • JID(JobScheduler Information Dashboard):ジョブの実行予定や履歴を一覧できる機能

インストール方法は GUI と CUI の両方がありますが、CUI でのインストール方法をご紹介します。OS は Ubuntu Server 13.10 を利用します。

MySQL のインストールとデータベース作成

SOS JobScheduler では以下の通り様々な DB に対応していますが、今回は MySQL を利用致します。

  • SQL Server
  • Oracle
  • DB2
  • MariaDB
  • MySQL
  • PostgreSQL
  • Sybase ASE

◆ インストール
以下のコマンドで、MySQLをインストールします。
mysql-server をインストールした際、 root ユーザのパスワードが聞かれるので、任意の値を設定してください。

◆ データベース/ユーザの作成
次に、MySQLに scheduler データベース(スキーマ)を作成し、そのデータベースに接続するためのユーザを権限含めて設定します。

SOS JobScheduler のインストール (JOC)

JobScheuler は Oracle Java7 を使用するので JDK7 か JRE7がインストールされている事を確認してください。もし、インストールされていない場合は、こちら のサイトより JRE7 の最新版をダウンロードして、インストールしてください。
※ 2014/04 現在、 JobScheduler は Java8 には対応していません。

以下の通り、インストールを実施します。
◆ SOS JobScheduler を取得
◆ インストールの設定ファイルを修正
◆ インストール実行

◆ SOS JobScheduler の取得
こちら より Linux-x64 の Full Install のパッケージの URL を元に、wget で取得し、展開してください。

◆ インストールの設定ファイルを修正
次に下記の、インストールについての設定ファイルを修正します。
/tmp/jobscheduler.1.6.4043/jobscheduler_install.xml

修正個所は5カ所です。

① インストール先のパスを設定
[:choose absolute installation path of the JobScheduler:]
と記載されている個所があるので、インストール先のパスを設定してください
(例:/home/ubuntu/)

② ログファイル、設定ファイルのパスを設定
[:choose absolute data path of the JobScheduler configuration and log files:]
と記載されている個所があるので、ログファイルや設定ファイルのパスを設定してください(例:/home/ubuntu/)

③ ネットワークの設定
外部からの接続を許可する場合は、ネットワークの設定が必要になります。
schedulerAllowedHost キーに、接続を許可する IP を設定してください。

※ "0.0.0.0" は全IPを許可する設定です、接続対象のIPが分かっている場合は、そのIPを設定してください

④ DBの設定
以下の場所にDB情報を設定します。

⑤ jdbc のパスを設定 以下の場所にJDBCのパスを設定します。

◆ インストール実行
インストールの設定ファイルが作成できたら、いよいよインストールです。

上記処理が完了しましたら、対象サーバに対して、ブラウザからアクセスしてみましょう。

http://サーバアドレス:4444/

ブラウザから Jobscheduler にアクセスできれば、インストール完了です!


最後に

今回は SOS JobScheduler のインストールについてをご紹介させて頂きました。オープンソースでかつ、機能が豊富なジョブ管理バッチなので、ジョブ管理バッチを検討中であれば是非使ってみてください。次回は、ジョブ定義の追加方法についてご紹介致します。

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